「ウイングロックデンチャーの臨床応用」

ウイングロックデンチャーの臨床例をふまえて、セミナーを予定しています。最初にウイングロックデンチャーを臨床に応用したのが2013年4月です、既に3年以上の経過観察をしてきました。一般にデンチャーの耐用年数は3年と言われていますので通常のクラスプデンチャーと同じ土俵で評価されるべき時期になったと考えています。ウイングロックデンチャーのページでも表示していますように、様々な利点を備えていると思います。興味のある方はお問合せのぺージからご連絡をお願いいたします。                                     

下顎隆起が著しくアンダーカットがある症例。本来ならば外科的処置をしてから義歯の製作にあたるところであるが、患者さんは糖尿病を患っていて出来るだけ外科的処置をしたくないとゆうケースです。そこで、UpperとLowerのパーツに分けてLowerを後方からアンダーカット部分に滑り込ませてUpperを被せるようにしました。

患者さんは32歳女性、先天性欠損で下顎中切歯が欠損。インプラントで治療するには骨量もスペースも不足している。健全歯を削ってブリッジにすることは望んでいない、通常のデンチャーでは審美的に問題がある。唇側パーツと舌側パーツに分割したケース、セットは2013年8月3年以上の経過観察をしている症例。

一本義歯、出来るだけ違和感が生じないようにとの要望でトライしたケース。可能な限り鼓型空隙内におさめるデザインで、鼓型空隙を封鎖することで食辺の圧入を防ぐことができた症例。

鈎歯の状態が著しく悪く左下3番は歯根比率も悪く、動揺がありフレアーアウトしている症例です。本来ならば3番に維持を求めることはなく、いずれ抜歯になったときに増歯修理を考慮するところです。本症例は舌側と唇側のツーピースとしました。舌側パーツをセットしたのちに唇側のウイングをセットします。唇側のウイングは真横から舌側パーツに合わせるので鈎歯に着脱時の負担を掛けません。セットが2013年11月ですので3年以上の経過観察ですが未だに抜歯対象になっていません。ウイングロックデンチャーの優位性を感じます。

これらの臨床例も含めてウイングロックデンチャーの基本的な考え方や製作方法、禁忌症例なども含めてを詳しくお伝えします。

また、臨床においてはウイングのアンダーカット量には規制が無い(クラスプには0.25mmの制約がある)のでどんなにフレアーアウトしている症例にも対応できる利点があります。

セミナーの内容はあくまでウイングロックデンチャーについてになります。ヒンジはまだ認可が得られていませんのでご案内程度になりますのでご了承ください。

 

 

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